スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2021年7月19日 (月)

選手村での感染者2名と関係者1名は南アのサッカー代表 同国オリンピック委員会が実名発表 22日対戦の日本U24代表「ノーコメント」反町技術委員長

南アフリカ五輪委員会は18日、サッカー代表チームから3人の新型コロナウイルス感染の陽性者が確認されたと公式ページで自発的に発表した。2人の選手と1人の関係者が選手村での検査で感染が判明したという。3人は、すでに隔離用のホテルに移動しており、チームは濃厚接触疑いのメンバーたちが自室待機している。同代表は、23日の開会式前日、日本のU24代表と味の素スタジアムで大会初戦を予定している。この日夕方に取材に対応した反町康治・日本サッカー協会技術委員長は「(対戦相手の感染の情報が入っているかの問いに)ノーコメントです」と、話をしなかった。今回のコロナ対策のルール上は、ピッチとベンチ合わせて13人が揃えば試合実施は可能で、今後、選手村に特別に機能を置く保健所(選手村のある中央区への負担を軽減するため)との綿密な連携で濃厚接触者の認定にあたる。また、同国の7人制ラグビー代表でも陽性者が出ていると明らかになった。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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