スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2021年6月 7日 (月)

「航平さんなら絶対に金メダルを取ってくれると思う」内村とのデッドヒートに敗れた米倉 清々しく勝者称える

内村と米倉の選考ポイントが170点並び、ルール上「タイブレーク制」が用いられる、「写真判定」となる僅差となった。大会終了後、水鳥寿思強化本部長は「史上に残る名勝負だった」と興奮した様子で、ポイントが並んだ後、それぞれの種目の世界ランキング4位の得点を何点上回ったか、を集計して内村が約1点、米倉を上回ったとした。米倉も会見に臨み、「あと1歩というところで、惜しかったな」と、悔しさをにじませながらも清々しい表情を見せ、内村を称えた。4月の全日本から5回の演技で、自身の名が付く最高難度の「ヨネクラ」も決め、決勝では30ポイントを奪って王者を追い詰めるなど、実力は存分に示したといえる。試合後、内村に謝罪を受けると「航平さんなら絶対に金メダル取ってくれると思うので、大丈夫です」と返したという。今月下旬の国際大会(ドーハ)の結果次第で、跳馬での出場の可能性を残す。「今度は航平さんと同じ舞台に立てるように頑張りたい」と、前を向いた。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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