組織委員会橋本会長「(自信を持てるだけの)エビデンスが揃ってきた確認できた」 IOC理事会に準備状況報告後コメント
9日=東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)と武藤敏郎事務総長(77)が、オンライン開催された国際オリンピック委員会(IOC)の理事会後、会見を行い「IOCからは大変高い評価をもらった」と、準備状況について報告し手応えを示した。一方IOCからは、前回も報告された選手村に入る関係者のワクチン接種が、80%以上となる見込みについて「一層の確信を得ている」と,各国NOC(その国のオリンピック委員会)が代表に内定した選手に接種を行っている実情が報告された。また海外から来日取材するメディア関係者のワクチン接種についても「ポジティブな結果が得られそうだ」とされ、国内のメディアにも「プレスセンターなどで(ワクチンを打って来日するメディアと)混合することも考えれば、打つのが望ましい」と武藤事務総長は説明。今後、選手、関係者、要人のサポートに入る関係者やボランティアへの接種と合わせて検討されるという。橋本会長はIOCからのワクチン接種や医師の派遣、各種目の国際大会の成功、テスト大会の成功などをあげ「難局の中で準備を進めてきたが、自信をもてるだけのエビデンスが揃ってきたと確認できた」と、前向きなコメントをした。