国際陸連 セバスチャン・コー会長(ロンドン五輪組織委員会会長)札幌で視察「自分が東京組織委員会の会長でなくて良かった(と思うほど今回が大変)」自身は3月、ロンドンでワクチン2回の接種終了
「北海道・札幌マラソンフェスティバル2021」を視察したWA(国際陸連)セバスチャン・コー(64)がレース後に会見を行い、新型コロナウイルスの感染拡大が続き、国民から批判を浴びる中で東京五輪・パラリンピックの開幕が迫っている難しい状況に「ご自身が組織委員会会長だったらどのように対応したか」と聞かれ、「(自分が)東京大会の組織委会長でなくて良かったと思う(ほど橋本会長は大変だと思う)」と答えた。自身も、2012年ロンドン五輪組織委員会会長だった経験について質問され、かつてない世界的な困難となっている新型コロナウイルスとの闘いの前線にいる組織委員会の橋本聖子会長に、「かつてお会いした時はスポーツ担当大臣だったが、今の会長はすばらしい。こんな大変なチャレンジはないと、(札幌でも)話した。歴史的にここまで困難な大会は過去になかった。世界陸連は全ての国の連盟でこの難しい仕事を支持しているし、選手も同様だとお伝えしたい。そして、コロナが収束した時、人々の何か希望になるものがあるとすれば、五輪でありたい」と、80日を切った五輪開催に日本の理解を求めた。会長自身は、ロンドンで年齢制限によってワクチン接種2回を終了している話した。