スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2021年5月16日 (日)

内村航平 H難度ブレトシュナイダー成功で高得点も厳しい自己採点「目指すのは完璧な演技。満足できる演技を追い求める」4度目五輪へ前進

体操のNHK杯で、4大会目の五輪出場を狙う内村航平(32=ジョイカル)が、種目別鉄棒に出場し15・333点の高得点をマークし、五輪に向かって、4月の全日本での2戦、今大会と、3つめのハードルを順調に跳び終えた。4月の全日本選手権では1日目に15・166点、2日目に15・466点と、東京五輪の個人枠選考の指標となる、世界ランキング1位のスコア(現時点では14・933点だが流動的)をクリアしており、個人出場枠の1に向けても前進した。この日もH難度「ブレトシュナイダー」G難度「カッシーナ」など離れ技を全てを決めたのに加え、自身が課題としていた安定感ある着地も見せた。代表は、6月の全日本種目別選手権(群馬・高崎)の予選と決勝の2演技で決定する。内村は試合後、高得点の演技にもかかわらず「自分が目指していたものとは違ったが、ミスなくできたのは良かった。五輪への距離などは考えていない。考えている間もなく自分の演技を振り返っている。目指すのは完璧な演技。満足できる演技を追い求めてやる。その結果が、代表になったり、オリンピックに出たり、金メダルにつながる」と、自らには厳しい採点をした。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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