大阪の聖火リレー 13,14日は公道を使わず万博記念公園内で無観客で実施 吉村知事の要望を受け組織委員会が発表
7日=オンライン 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長が会見を行い、大阪府・吉村知事が7日、13,14日に予定される大阪府全域の公道でのオリンピック聖火リレーを中止する意向を示した件について、万博記念公園内で無観客の形で実施すると明らかにした。総長は「聖火は(公道ではなくても)つながっている。希望する全てのランナーに走って頂こうと思っている」と話した。大阪市では今月5日からまん延防止等重点措置が適用されているほか、府全域でも感染が急拡大し、7日には878人と過去最多に。医療非常事態宣言が出されており、大会組織委員会は、走る予定だったおよそ200人のランナーへの代替措置に万博公園を使用し、希望するランナーは全員が走れるよう今後調整していくとした。組織委員会はIOC(国際オリンピック委員会)に報告し、先に了承されたという。今後、感染拡大の傾向においての聖火リレーの進め方にもある方向性を示すものとなる。