体操五輪選考会を兼ねた全日本選手権 19歳の橋本予選7位からの大逆転で初優勝「日本のエースと呼ばれるように頑張りたい」 五輪に前進
18日=高崎アリーナ 体操の東京五輪選考会を兼ねた全日本個人総合選手権男子決勝が行われ、19歳の橋本大輝(順大)が、16日の予選7位からの大逆転で合計173・365点をマークし初優勝を果たした。2位には谷川航(24=セントラルスポーツ)、3位には、前回王者の萱和磨(24=セントラルスポーツ)が入った。予選トップで、史上最年少での全日本優勝に挑んだ北園丈琉(18=徳洲会体操ク・清風学園)は、最終種目の鉄棒で落下。最後まで諦めずに再度演技に臨んだが6位だった。橋本は「最初のあん馬で、予選では2回落下したが(決勝は落ちずに)よかった。最後の床は、気持ちよく演技して笑顔で終わろうと思った。笑顔で終われてよかった」と初優勝をはにかんだ様子で喜んだ。男子団体メンバーの東京五輪代表枠は4。全日本選手権の得点を持ち越す5月のNHK杯(長野)で、上位2人が代表に決定する。橋本は「日本のエースと呼ばれるように頑張りたい」と、気持ちを込めた。代表残り2人は、6月の全日本種目別選手権(高崎)も含めてNHK杯までで決定した2人との組み合わせで、団体での得点に貢献度が高いと期待される選手を選ぶ。五輪の個人総合には団体メンバー4人が出場する。
※北園の負傷について、19日に病院で検査を行うと発表された。