スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2021年3月 1日 (月)

サッカー五輪代表(U-24)26,29日に強豪アルゼンチンと国内で強化試合 感染予防対策にチャーター便での移動も検討

3月1日=オンライン 日本サッカー協会は、U-24日本代表(オリンピックチーム)が、2020東京オリンピック競技大会に向け3月26日は東京スタジアム(ナイトゲームを予定)で、3月29日は北九州スタジアム(ナイトゲームで調整)で、U-24アルゼンチン代表との強化試合を行うと発表した。
U-24アルゼンチン代表は、2020年1月18日から2月9日にかけて行われた五輪の南米予選を1位で通過し、東京オリンピックの出場権を獲得。U-24アルゼンチンとの対戦は、2017年12月のチーム立ち上げ以降初めてとなる。マッチメークに関して、反町康治技術委員長(56)は、日本をのぞき五輪出場15カ国のうち、すでに代表に決定し、感染状況が比較的落ち着き、強化の目的が一致した国と経過を説明。現在、外国人の新規入国は制限されており、政府の方針が今後決定するまで流動的な部分は残している。そうした厳しいなかだが、有観客を前提にできる限りの感染対策を行い、東京から北九州への移動には公共交通機関は使わずチャーター便を利用する計画などを検討するとした。
 04年アテネ,08年北京五輪連続金メダルの強豪との対戦に、反町委員長は「現在地を知り、試合をすることで、(最終予選進出を狙う)W杯予選への強化に向かっても最高の相手になると思う」とオンラインの会見で話した。
 3月26日のゲームは、感染が終息に向かえば聖火リレーがスタートした翌日となる。五輪への機運を高めるうえでも、海外チームを国内に迎えて試合を行う「五輪のテスト」としても、サッカーでの反響に限らず、国内外で大きな注目と影響力を持つタイミングとなる。反町委員長は「東京五輪で何としても金メダルを獲得したい、そういう強い思いで(3月の親善試合に)臨むつもりだ」と強い意欲を見せる。強化だけではなく、感染対策との両立、五輪への支持と、様々な意味を持つ重要な親善試合となる。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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