スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2021年3月18日 (木)

東京五輪・パラリンピック組織委員会橋本聖子会長 「(佐々木氏の企画案に)ショックを受けた。固い辞意を受け入れた」

18日=都内 東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長が会見を行い、17日「文春オンライン」で報じたLINE上でタレントの渡辺直美さんの容姿を侮辱するようなやり取りを行った開閉会式の責任者、佐々木宏氏(66)について、「(実績はあったので)慰留する気持ちはあったが、ご本人の辞意が固く重い判断として受け入れた。報道を見てショックを受けた。(17日夜)電話で話した際に、あってはならないと伝えた」と、男女かかわらず容姿を取り上げ侮辱した佐々木氏の辞任を認めた経緯を説明した。多様性と調和、組織委員会内の教育をするなど意識の改革を掲げた新会長就任からちょうど1カ月、改めて「困難に直面している今だからこそ五輪を開催する意義があると思っている。全力を尽くす」と話した。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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