東京五輪組織委員会会長を選ぶ検討委員会が2回目の会合を終了 「候補者名は具体的な人選に関わるため公表しない」組織委員会
17日=都内 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は、都内で第二回候補者検討委員会(座長=御手洗冨士夫名誉会長、JOC山下泰裕会長、室伏広治スポーツ庁長官、五輪女子バレーボール金メダリスト・荒木田裕子氏、女子柔道の谷本歩実氏、体操の田中理恵、パラリンピック水泳・成田真由美氏、多羅尾光睦・東京都副都知事の8人 )の第2回会議を開催した。16日の第1回会議では、新会長に求められる資質について、5つの観点をまとめた。この日の第2回会議は、8人全員の委員が出席し、この5つの観点を踏まえて、具体的な候補者の名前もあがったが、組織委員会は、「本日の審議内容につきましては、具体的な候補者の人選に関わるため、新会長決定後に、選考プロセスなどあらためてメディアの皆さまに説明の場を設けたい」と説明した。2月18日にも、第3回の検討委員会が行われる。
新会長に求められる5つの資質(16日に決定)
●オリンピック・パラリンピック、スポーツに対する造詣があること
●ジェンダー・イコーリティー、ダイバーシティ、インクルージョンなどオリンピック憲章や東京大会の理念を実現し、それを将来にレガシーとしてつなげていくことができる人
●国際的な活動の経験があり、国際的な知名度や国際感覚があること
●東京大会のこれまでの経緯や準備状況について理解していること
●組織運営能力や多様な関係者の調和を図る調整力を備えていること