武藤事務総長「(川淵氏の後任会長の話は)どうしてそうなったか不透明」と森氏の独断だったと強調 会長候補選考検討委員会を設置
森会長が、後任の会長就任について川淵三郎氏(84)に打診し、これを川淵氏が受諾する意向を示したことについて、武藤事務総長は、「(その話は)メディアから聞いたもので、テレビの映像を見て(会談を)確認した。(深夜に川淵さんに電話したのは)手続き上はこうなります、という確認をするものだった。(川淵氏との交渉は)了解してはおりませんでした。自然のなりゆきとして、どうしてそういう結論となったのかは不透明」と、2人の話は組織委員会の会長決定プロセスとは無関係のものであり、森氏の独断で川淵氏を巻き込んだとした。川淵氏はこの日の懇親会に評議員として出席しており、先に辞退を明確にしたうえで「(自分が話した映像やインタビューを)ご覧になった方で不愉快な思いをされた方々にお詫びをしたい」と話したという。組織委員会はこの日、後任会長の選任手続きについて、透明性のプロセス確保を課題にあげ、「候補者検討委員会」(御手洗名誉会長が委員長に就任)を、理事会メンバーの中から立ち上げる方針を固めた。男女、アスリート中心で、都やJOC関係者を交えまず候補者検討委員会の人選を早急に決め、理事会にはかる。