スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2020年12月22日 (火)

大阪国際女子マラソンに東京五輪代表・一山と前田が出場 日本新へ川内勇輝ら男子が初のペースメーカーで支援

22日 大阪国際マラソン(2021年1月31日、大阪・ヤンマースタジアム長居発着)の出場選手が22日発表され、招待選手として東京五輪マラソン代表の一山麻緒(23=ワコール)と、同じく東京五輪代表の前田穂南(24=天満屋)が五輪前に同走する楽しみなレースが実現しそうだ。また、世界選手権に4回出場し、先日の防府マラソンで初の2時間20分突破通算100回の大記録を樹立したばかりの川内優輝(33=あいおいニッセイ同和損保)らがペースメーカーを務めるとも発表された。女子のレースで男子がペースメーカーを務めるのは国内レースでは初となり、今大会のみ。2005年のベルリンで、野口みずき(アテネ五輪金メダリスト)が樹立した2時間19分12秒の日本記録の国内での更新を狙うハイペースな展開が予想される。川内は大会事務局を通じ「15年前から止まったままの時計を動かし、現状を打破する、という強い意志を持った選手・指導者・大会関係者・ボランティアのみなさん、そして、それを期待するテレビの前の視聴者のみなさんとともに、ペースメーカーとして、その『想い』を全力でアシストしたい」とコメントした。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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