サッカー日本代表ダイレクター関塚隆氏退任「微力ながら違う形で(日本サッカーに)貢献したい」後任は反町技術委員長が引継ぎ
10日=オンライン 日本サッカー協会理事会が行われ、18年ロシアW杯を前に、ハリルホジッチ監督から西野朗監督に交代した18年4月、同氏の後任として技術委員長に着任した関塚隆氏(60=今年3月からはナショナルチームダイレクター)が11月末日で退任したと発表した。関塚氏からの申し出を受け、協会は慰留したが退任を希望したという。ナショナルチームダイレクターの後任の人選は行っておらず、現在技術委員長を務める反町康治氏(56)が引き継ぐ。関塚氏は協会を通じて「約3年という期間でしたが、A代表をはじめとする代表チームの強化、世界への挑戦、そして日本のサッカーを育てていく指導者の育成に携わることができ、誇りに思います。これからも日本サッカーがより発展をしていくために、微力ながら違う形で貢献していきたいと思います」とコメント。12年ロンドン五輪では、U-23代表を44年ぶりのベスト4進出に導いた後もJリーグの監督として現場に立ち、16年のジェフユナイテッド市原・千葉監督を最後に、サッカー協会で強化を統括する側に。現場復帰の意向も強かった。田嶋幸三会長(63)も、「本人から退任のお申し出があり、反町技術委員長も含めてお話をし、最終的に退任されることを認めることになりました。大きな貢献に感謝し、サッカー界に力を貸していただきたい」とコメントを発表した。