安倍元首相IOC(国際オリンピック委員会)功労賞「オリンピックオーダー」を受賞 日本人63人目
16日=都内オリンピックミュージアム 来日中IOC(国際オリンピック委員会)バッハ会長らが、オリンピックムーブメントに貢献した功労者に贈る「オリンピック・オーダー」を、安倍晋三・元首相に授与した。バッハ会長は、2013年ブエノスアイレスで行われたIOC総会で20年東京五輪が決定した際の首相として、現地でスピーチを行うなど招致成功に貢献した安倍氏に対して謝意を伝え、マリオに扮してリオデジャネイロ五輪閉会式に参加した際のエピソードも交えた。安倍氏は「最初の受賞者は、ブランデージIOC会長だったと知ると背筋が伸びる思いだ」とし、「いま人類は、疫病との闘いに、歯をくいしばり、唇をかみしめて、互いが、互いを思いやりながら、夜に、日を継いで、耐え、勝利の日を、待ち望んでいます(中略)TOKYO2020 は、全人類に希望のビーコンを送ります。どんなにうちひしがれても、何度でも、また立ち上がる、人間の気高さを称える大会になります」と、来年の五輪開催に政府がこの日示したのと同様の、強い意欲を示した。オリンピック・オーダーはこれまで日本人も62人受賞(最新は2016年川淵三郎、小野清子両氏)しており63人目となる。