スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2020年10月 9日 (金)

サッカー日本代表10カ月ぶりの試合を前に、森保監督がオンライン会見「試合ができる喜びを」

オランダ・ユトレヒト8日14時30分=日本時間8日21時30分 約1年ぶりの日本代表戦となるカメルーン戦(日本時間21時キックオフ)を9日に控え、森保一監督がオンライン会見で取材に応じ、「選手たちには試合ができる喜びを持って、準備してくれた人たちに感謝してプレーしてほしい」と、コロナ禍での特別な試合の意義を改めて強調した。13日のコートジボワール戦を含め、「1人でも多くの選手にピッチに立ってほしい。全員がピッチに立てる保証はないが、戦術の浸透という部分で底上げができれば」と、2試合の起用について説明した。カメルーン代表は、試合前のPCR検査で2名の陽性が判明。コロナが収束したのではなく、引き続き感染のリスクがある中で組まれたAマッチの意義を改めて認識させられるアクシデントとなった。監督はカメルーンについても「能力の高い選手がそろう。非常に手ごわい」と警戒した。初戦は、形式上アウェーになる模様で、昨年発表された日本代表の新しいユニホームもホームのみで着用されてきたが、1年ぶりのアウェーバージョン初着用となる見込みだ。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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