スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2020年10月 1日 (木)

サッカー日本代表10カ月ぶりの活動 オランダ遠征で空港、競技場、ホテルに移動を限る感染防止トライアングルで

1日=オンライン サッカー日本代表が今年初めてとなる活動、オランダ遠征(5日~13日、ユトレヒト)のメンバーが発表され、史上初めて海外クラブの選手のみによるメンバー構成となった。今年3、6月に予定されたワールドカップ(W杯)アジア2次予選は来年3月以降に延期されており、そこを目指し10カ月ぶりの日本代表の始動となる。帰国後の隔離が必要となるためJリーグからの選出は見送られた。

初選出は20歳のDF・菅原由勢(20=オランダのクラブAZ)で、MF久保建英(19=ビリャレアル)ら来年の東京オリンピック候補がメンバー入りした。U23のチームスタッフも同行する。また、ベテラン勢では、GK川島永嗣(37=ストラスブール)、リーガで4試合連続先発をしている34歳・岡崎慎司(ウエスカ)らも選出。森保一監督は「攻守アグレッシブな姿勢で勝利を目指す。攻守バランスの取れた戦い、状況へ臨機応変な対応を」3つのコンセプトの浸透と融合を課題にあげた。コロナ禍での遠征には感染防止のルールも設けられており、基本的な予防策のほかに、ホテルとスタジアム、空港の3か所の「三角形の範囲で活動する」(反町技術委員長)と、テニスの全米オープンで国際大会のひとつの実施として注目された「バブル」(特定のエリアに限定された人数を隔離し、外部との接触を禁じ、選手や関係者全ての生活をバブル内で行う)を追随する形を取るようだ。日本からはスタッフを含め10数人が出発する。日本はFIFA(国際サッカー連盟)ランキング28位、カメルーンは53位、コートジボワールは61位。

<GK>川島永嗣(37=ストラスブール)、権田修一(31=ポルティモネンセ)シュミット・ダニエル(28=シントトロイデン)
<DF>長友佑都(34=マルセイユ)、吉田麻也(32=サンプドリア)、酒井宏樹(30=マルセイユ)、室屋成(26=ハノーバー)、
植田直通(25=セルクル・ブリュージュ)、安西幸輝(25=ポルティモネンセ)、板倉滉(23=フローニンゲン)、
冨安健洋(21=ボローニャ)、菅原由勢(20=AZアルクマール)
<MF>原口元気(29=ハノーバー)、柴崎岳(28=レガネス)、遠藤航(27=シュツットガルト)、伊東純也(27=ゲンク)、南野拓実(25=リバプール)鎌田大地(24=アイントラハト・フランクフルト)、中山雄太(23=ズウォレ)三好康児(23=アントワープ)、
堂安律(22=ビーレフェルト)、久保建英(19=ビリャレアル)
<FW>岡崎慎司(34=ウエスカ)、大迫勇也(30=ブレーメン)、鈴木武蔵(26=ベールスホット)

[ 前のページ ] [ 次のページ ]

このページの先頭へ

スポーツを読み、語り、楽しむサイト THE STADIUM

増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

最新記事

スペシャルインタビュー「ロンドンで咲く-なでしこたちの挑戦」