サッカー日本代表10か月ぶりの2020年初のAマッチは、オランダ遠征でカメルーン、コートジボワールに決定
11日=オンライン 日本サッカー協会(JFA)・反町康修技術委員長は、10月5~13日の国際Aマッチデーに日本代表がオランダ遠征を行い、10月9日にカメルーン、同13日にコートジボワールと、ともに無観客で対戦すると発表した(都市は未定)。A代表が対外試合を行うのは昨年12月に行われたEAFF E-1選手権以来10か月ぶりとなり、2020年最初の代表戦となる。新型コロナウイルス感染拡大によって、3月、6月、9月に予定されていた国際Aマッチデーは全てキャンセル。「欧州の中でも感染状況が爆発的ではないと踏まえた上で、活動に最適な場所だった。受け入れてもらった」とオランダへの遠征を決めたという。オランダは現在、渡航禁止国ではなく先方へも直行便で遠征ができる。オーストラリア、ニュージーランド、タイ、韓国、台湾など、コロナウイルスの感染を比較的抑えてきた10か国をPCR検査なしに、制限を設けずオランダに入国できると指定している。一方、日本に帰国の際は今後の感染状況によって、一時的な隔離が求められるケースもあり、欧州でプレーをする選手たちを中心に編成する可能性もある。森保一監督の希望で、W杯出場経験も豊富なアフリカ勢の強豪に決まった。
今週、Jリーグとプロ野球が村井チェアマン、斉藤コミッショナー連名で、6月以来上限5000人を守ってきた観客数を、2万人の中間基準を設けて前進するよう政府に要望したばかり。国内の2大プロスポーツが「動き出す」ことで、国内のスポーツ、エンターテイメント界に与えるインパクトはある。またJリーグ、NPBとも「オリンピックを目指して、ひとつのステップアップになる」と延期されている東京五輪への貢献もあげており、代表が遠征を行い、内外に日本の安全性を広く伝える効果は大きい。