スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2020年9月17日 (木)

五輪組織委員会・森会長を、萩生田、橋本両大臣が訪問 安倍前首相には組織委員会内で新役職を検討

17日=都内 16日に発足した菅内閣の新大臣、萩生田光一・文部科学大臣と、橋本聖子東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当が、組織委員会・森喜朗会長(83)を訪問し留任の挨拶をした。自宅で転倒し胸部にひびが入ったという森会長は、腕をつる三角帯を包帯から黒いものに変え「私も今日から(新たに)黒帯になりました」と、ジョークで2人を迎え、「2人が留任したということで、(IOCにも)菅首相の五輪への姿勢が分かるでしょう。23日以降に、(菅首相とIOCバッハ会長の)電話での会談ができると思う」と、連休明けにも、初の電話会談を行うスケジュールを改めて明かした。森会長は、すでにバッハ会長と電話で会談しており、バッハ氏からは、「来月にも訪日して直接菅首相に挨拶したい、との意向を聞いている」と、16日に話していた。また、2013年の東京招致決定から、3月、新型コロナ感染拡大を理由に史上初の五輪延期決定を主導した安倍・前首相の組織委員会内でのポストに触れ、「最高顧問(議長)のポストに就いていらっしゃる(内閣総理大臣が最高顧問議長に就任する内規)貢献は極めて大きい。何かポジションを差し上げ、めでたく開会式を(観戦しながら)迎えられれば」と話した。菅首相もすでに顧問会議に名を連ねており、最高顧問は安倍氏のまま、といった形も考えられる。橋本大臣は今後の五輪準備について「(元選手として)常に選手が今、どういう心境かを考えている。自国開催の意味を考え、その先のビジネス、産業、医療、教育など横串を入れてレガシーを作るのも(大臣の)仕事になる」と、新たに意欲を示した。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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