女子プロサッカーリーグ「WE リーグ」初代’チェア’に元日本代表岡島喜久子氏就任 「サッカーを通じ日本中の女性を元気に」
9日=都内 日本サッカー協会(JFA)は来年9月に開幕する日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」(ウィリーグ)の代表理事、「チェア」に岡島喜久子氏(61)が就任すると発表した。Jリーグ、bリーグでは「チェアマン」と呼ばれる役職は、「マン」と男性を前提とした呼称のためWEリーグでは「チェア」と呼ぶ。岡島氏は1958年東京都出身。早稲田大卒業後、ケミカルバンク(現JPモルガン・チェース銀行)東京支店、国際証券(三菱UFJモルガン・スタンレー証券)、メリルリンチなど外資で、在外勤務も含めてキャリアを長く積んだ。かつては、現在女子日本代表「なでしこジャパン」高倉麻子監督も在籍し、女子初のサッカークラブとして活動をしたFCジンナンから日本女子代表に。1979年の日本女子サッカー連盟設立時に初代理事を務め、84年には同事務局長を歴任している。
岡島氏はJFAを通じて「(略)日本の女子サッカーの幕開けを経験した私が、初めてのプロ化という日本の女子サッカーの新たな一歩を共に踏み出せることを嬉しく思います。WEリーグのチェアとして、実現したいことが二つあります。まず、プロのWEリーガーの姿を、サッカーをしている女の子たちの憧れの存在にすること。(略)そしてこのリーグのもう一つの役割は、リーグ名にも込められている『Women Empowerment』です。日本の女子プロスポーツが発展することは、女の子たちの夢の限界をなくす一つの象徴になると考えています。あらゆる業界で頑張っている女性たちが集う『場』としてコミュニティをつくりながら、サッカーを通じて日本中の女性が元気になるようなメッセージを発信していきたいと思います」とコメントを発表した。改めて就任会見を行う。