スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2020年7月25日 (土)

横浜F・マリノス遠藤渓太ブンデスウニオン・ベルリンへ1年の期限付き移籍 「泥水すすってでも何かを掴む」

25日  サッカーJ1の横浜F・マリノスのMF・遠藤渓太(22)が、ドイツのウニオン・ベルリンへ期限付きで移籍すると、クラブが発表した。レンタル期間は21年6月30日までの1年間となる遠藤は、横浜FMの育成組織出身の生え抜きで、16年3月の新潟戦でJ1にデビュー。翌年9月のG大阪戦で初ゴールを挙げた。昨シーズン33試合に出場して7ゴールと、クラブの15年ぶりのリーグ制覇に貢献し、その安定したプレーがドイツの代理人、クラブ関係者の目に留まったという。今シーズンも5試合に出場して、再開後の12日のFC東京戦でゴールをあげて、通算出場100試合を飾った。また4-0と完勝した13年ぶりのダービー横浜FC戦で1アシスト1ゴールと、自身初めての横浜ダービーで結果を残した。
 ウニオン・ベルリンは1906年に母体クラブが設立され、ドイツ統一後は2、3部で苦戦したが18~19年に初めてブンデスリーガ1部に昇格。今季は残留し11位と来季への戦力強化に、遠藤に期待を寄せる。ラストゲームは26日の札幌戦となる。遠藤はクラブのプレスリリースを通じ「僕にとってFマリノスは小さい時からの憧れでした。自分にとって初めての移籍ということもあってもちろん不安もあります。それでも一切逃げるつもりはないし、どんな壁に当たっても泥水すすってでも何かを掴んでこようと思っています」と、強い気持ちを表した。横浜FC戦後、中村俊輔とピッチで長く話し、両手で中村の右手を握り深く頭を下げていた。あの時、激励の言葉をもらっていたのだろうか。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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