スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2020年6月15日 (月)

無観客試合「リモートマッチ」に新呼称決定、リモJ、リモBと定着目指す

15日=都内 日本トップリーグ連携機構がリモート会見を開き、「無観客試合」に代わる新しい呼称を発表した。ツイッターを通じ応募件数は1900件に及び、その中から20件を絞って最終的に「リモートマッチ」に決まった。リモートを応用し、応援者は「リモーター」、試合を「リモマ」、また各リーグで、Jリーグなら「リモJ」、Bリーグは「リモB」など様々な汎用ができるとの点も、新たなスポーツ観戦の形を定着するために採用されたという。トップ連携機構の川淵三郎会長はこの日83歳でリモート会見にもデビュー。「無観客試合は、(サッカーの)懲罰で行うもので、今回の無観客とは完全に意味合いが違う。(この休止によって)スポーツの価値を皆さんに見直してもらえるいい機会になったと思う」と、チェアマン、キャプテン、に続き、リモートマッチと、スポーツ界で新しい用語に関わってきただけに、新しい呼称に手ごたえを感じている様子だった。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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