J1 は7月4日、J2J3(開幕)は6月27日 56クラブ約2400人のPCR検査実施に「PCR検査センター」(部署)設置
29日=都内 Jリーグはオンラインで全国56クラブによる臨時実行委員会を開き、新型コロナウイルスの影響で2月下旬から中断していたリーグ戦について、J1は7月4日、J2とJ3は6月27日に再開すると決定した。当初は、政府の発表しているガイドラインに沿って当面は観客で開催される。また対戦カードも今後決定するが、なるべく移動距離を減らすため近隣での対戦カードを主に組む方針だ。今季のJ1とJ2は開幕節を実施したのみで、J1は残り33試合、J2は41試合をこれから消化する。村井満チェアマンは、56クラブ選手、スタッフ40人、プラス審判のPCR検査を2週に一度行うとし、合わせてJリーグの組織内に、PCR検査センター部門の設置を明言。検査はJリーグが一括して費用の負担などを行い、外部に業務委託をして情報の管理をする形になる。今後民間、病院など検査体制を構築していく。検査には、唾液を検体とする検査キットを使用して時間を大幅に短縮できるとし、一般、地域の民間検査機関の負担も軽減できる方策を取る。今後6月5日の臨時理事会以降に、運用の具体案を練っていくが、この2か月半で、プロの興行として必須となる感染防止のための資源についてはマスク7万枚、消毒液2トン、全クラブが観戦者、スタッフらの体温をチェックするためのサーモグラフィを確保している。