スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2020年3月 2日 (月)

JリーグとNPBが新型コロナウイルス共闘へ異例のタッグ「スポーツ界がこの危機にどのように社会に貢献すべきか連携する」斉藤、村井両代表

2日=都内ホテル サッカーJリーグとプロ野球の日本野球機構(NPB)が、新型コロナウイルスに関連して異例のタッグともいえる「新型コロナウイルス対策連絡会議」の設立を発表した。NPB斉藤惇コミッショナーとJリーグ村井満チェアマンは、両法人のロゴが入った看板の前で会見し、設立の意図について「プロスポーツの社会的役割を果たすためえ、それぞれの経験や意見を持ち寄ることが求められている」と説明。専門家チーム(3人)を交え、NPBは12球団の代表者、Jリーグは村井チェアマンのほか播戸竜二(解説者)、反町康治(松本山雅元監督)、野々村芳和(札幌社長)ら9人の理事、特任理事、また日本サッカー協会のメンバー3人を交えた13人で構成連絡会を構成する。プロ野球は無観客で3月15日まで全日程でオープン戦実施を決めている。Jリーグはすでに1節のみでリーグ戦、ルヴァン杯を15日まで延期しており、再開のタイミング、選手、リーグ関係者の罹患の場合などを含めて、専門家の意見を共有する。方向の定まらない政治主導ではなく、スポーツ界主導で自主判断を行い、日程の把握、調整をしていく点で大きな発信効果が期待される。

専門家チーム 東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授・賀来満夫氏、愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授・三鴨廣繁氏、東邦大学医学部微生物、感染症学講座教授・舘田一博氏の3人。

第1回会議は3日。日本を代表する2つのプロスポーツ団体が、ただ情報共有や試合実施の可否についてだけではなく、スポーツの他団体とのさらなる連携、また突然の休校で大混乱している地域に貢献する活動につながることが求められる。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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