サッカー協会理事会 川口能活氏がアスリート委員会委員長に ゴン中山、現役初のS級ライセンス取得 コロナウイルス感染拡大で天皇杯の試合方式変更へ
14日=JFAハウス(東京文京区) 日本サッカー協会は定例理事会を開き、J3のアスルクラロ沼津のゴン、FW中山雅史(52)にサッカーではJリーグ、代表監督となれる最上級の指導者ライセンスS級コーチライセンスを認定するとした。現役選手がS級を取得するのは初めて。すでに16年のS級講習会で全日程を修了していたが、ライセンス発行に必要な指導実績の条件は現役でもありなかなか満たせなかった。昨年、沼津のU―18でコーチを務めて最後の課題をクリア。3年半かかっての
「合格」に。中山は横浜FCでJ1に復帰したカズ、三浦知良の53歳に続く今季の年長Jリーガーで、沼津と今季も契約し8シーズン目にチャレンジする。
また、理事会は、導入がスタートする競技団体のガバナンス、コンプライアンスの改善をはかるスポーツ庁の「ガバナンスコード」に従って、これまでJFAになかった「アスリート委員会」を新設し、委員長役に川口能活氏(ナショナルトレーニングセンターコーチ)を選出した。概要は今後決定する。
新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、5月23日に開幕する100回目の天皇杯全日本選手権の大会方式について、8回戦制(これまで7回戦制)として、J1は4回戦から(J1、J2はこれまで2回戦)登場する形となった。今季J2に降格した2チームと昨季J2のリーグ戦3~10位の計10チームは3回戦から参加する。2月下旬から中断しているJリーグの再開後の日程にも全面的に協力するスケジュールを組む見通しで、18日に組み合わせ抽選会が行われる。