Jリーグ ゼロックススーパーカップ前日 マリノス、ヴィッセルとも初Vへ コロナウイルス感染拡大に村井チェアマン「できる限りの準備と予防を」
7日=日本橋 8日に行われるゼロックススーパーカップ(埼玉スタジアム、13時35分キックオフ)の前日会見が行われ、リーグ優勝の横浜Fマリノス、ヴィッセル神戸両チームを代表して遠藤渓太と酒井高徳が抱負を出席した。マリノスの遠藤は「内容もすごく大事ですが、明日は結果だけを求めて、マリノスらしいサッカーで臨めればと思う」と、昨季15年ぶりにリーグ優勝した自信を見せた。また「こけら落とし」となった元日の天皇杯で初優勝した神戸の酒井は、オフが短くなったものの、沖縄キャンプがケガ人もなく順調だったと評価し、「新戦力との融合もうまくはかられている。自分たちはチャレンジャー」と、ともに初優勝を狙う。
Jリーグ村井チェアマンは、コロナウイルスの感染が拡大するなか、初めて4万人規模での試合を開催するにあたって、最大限の予防対策を取る方針を明らかにした。Jリーグのホームページでの告知のほか、チェアマンは「予防よりも会場で具合が悪くなった場合を想定して、救護体制を充実させます」とし、従来はスタジアムに医師1名、看護師3名のところ、医師3人、看護師7人を配置する決定をした。また、埼玉スタジアム内のすべてのゲート、トイレに消毒液を置き、場内アナウンスで告知するほか、咳エチケットも改めて周知徹底を行う。今回の開催が、今後のJリーグ、サッカー競技会のみならず、スポーツ界全体の開催の重要な前例となる可能性が高く、jリーグではこうした使命感、緊張感をも今季初戦で示すことになる。