Jリーグコロナ感染拡大防止に94試合延期 主要プロスポーツ初の決断「感染拡大防止にJリーグとして協力を」村井チェアマン
25日=Jリーグ(JFAハウス)Jリーグは定例理事会を開催し、3月15日までの全公式戦の開催を延期すると決定した。J1、J2は第2節から4節、J3は3月7日開幕で、対象試合は全94試合となる。代替開催日などは決定次第改めて発表されるが、東京五輪を念頭に組んだスケジュールで、五輪前、五輪後に組み込むのは今後難しい調整が必要になる。現在シーズン中のバスケットボールBリーグ、オープン戦から今後開幕するプロ野球、ゴルフ、相撲など主要プロスポーツでは初めて、今回の感染問題での延期の決断をした結果となった。
村井満チェアマンは今回の決定について会見で説明し、24日の夜、政府の設置する専門家会議で「ここ2週間が(感染拡大か収束かの)正念場になる、とのコメントが出され、Jリーグも協力をし、感染の拡大を抑えるようにすべき、と判断しました」とし、25日の午前11時、各クラブの代表者とWEB緊急会議を開催。26日のルヴァン杯7試合の延期を決め、理事会でリーグ戦の延期を決定した。またセリエAなどで行われた無観客試合の可能性については「あくまでもサポーター、ファンがあってのプロスポーツ。最初に考える選択肢ではないとの判断」とした。