サッカー天皇杯 神戸が鹿島を2-0で下し初V 創設25年目初タイトル獲得でACL出場権も獲得 大分から移籍の藤本が鹿島を突き放す
2020年1月1日=国立競技場(57597人) クラブの創設以来初タイトルを狙う神戸は、この天皇杯で21冠目のタイトルを獲得して大岩剛監督の花道を飾りたい鹿島に挑んだ。外国選手5人のうちこの試合現役引退をするビジャをベンチに残してスタート。立ち上がりから決勝まで駒を進めた勢いで神戸はスピードとポゼッションで鹿島を上回る。18分、左サイドから酒井とポルドスキーが重なるように突破し酒井が粘ってポルドスキーがエリア内でシュート。鹿島GKのクォンスンテが一度は弾いたがこれがゴール前のDFに当ってゴールへ。一度は藤本のゴールとされたが後に訂正され、国立競技場こけら落としの初ゴールは「オウンゴール」で幕を開けた。しかし38分にも、MF西からの右クロスを鹿島DF・犬飼がクリアミスをしたところを藤本が押し込み2点目を奪って、神戸は初優勝へ大きく前進した。今夏、大分から移籍し33節でも鹿島からゴールを奪った藤本が2点に「絡む」大活躍で神戸は25年目の初優勝をもぎ取った。アディショナルタイムにはこの試合で引退するビジャも出場した。場内速報のインタビューでイニエスタは「喜んでいます。大事なタイトルでいい仕事ができた。鹿島も素晴らしい相手だった」と話した。神戸はACL出場権を獲得した。