サッカー森保監督、批判の声に「結果がすべての世界、当然のことと思っている」2月に欧州で選手視察
17日=成田空港 サッカーのU-23アジア選手権1次リーグで敗退したU-23日本代表の森保一監督(51)が、大会の行われているタイのバンコクから帰国した。東京五輪イヤーの幕開けの大会で、結果を求めながら成長する、をテーマに掲げて臨んだものの結果は2敗1分け。未勝利での1次リーグ敗退となった。森保監督の采配、選手起用に対しての批判以上に、代表のW杯予選ではなく、出場権を持った五輪代表で監督解任が言われる中、監督は成田に集まった取材陣に、周囲に迷惑をかけないよう配慮し駐車場まで歩いてから対応した。「解任、批判をどう思うか」と聞くと、監督は「当然のことだと思っている。結果が問われる世界で勝負しているので、結果が伴わなければ責任、批判は出る。いつでも覚悟している」と、冷静に答えた。
兼任への批判についても、昨年の6月、11月、12月と、コパアメリカ、W杯予選、東アジア選手権など日程が重なった厳しい時期を例にあげ「(この時期は)兼任で監督をしていなかったら(選手の選考が困難で)チームは回らなかったと思う。スタッフもA代表、五輪を幅広く見ているからグループ分けができた」と、兼任の困難は受諾時からわかっていたことだと前向きな姿勢を貫いた。今後、国内の選手はクラブで合宿に入り、監督は10日ほどの日程で、欧州でプレーする選手の元を回る予定。次の五輪代表招集は3月の親善試合となる。