湘南1-1で残留、徳島6年ぶりのJ1ならず「逆境を乗り越えるのが湘南のDNA」湘南・浮島監督「残酷な結果」ロドリゲス監督
14日=Shonan BMWスタジアム平塚 J1を16位で終えた湘南と、J1昇格の参入プレーオフで甲府、山形に勝ってきたJ24位の徳島がJ1最後の座をかけて対戦し、湘南が1-1で引き分けて残留を決めた。前半は、シーズン15試合で11勝3分1敗と勝利でチームを成熟させた徳島が、キープ力で主導権を握り20分にCKから鈴木徳のゴールで先制。高い位置からのプレスを持ち味とする湘南に先制して6年ぶりのJ1復帰に近ずいた。後半に入ると守備に重心がかかった徳島の試合運びで流れが一転し、プレスとスピード力で湘南が攻撃。19分には松田が同点ゴールを奪って、引き分けの場合は湘南が残留する規定で優位に立った。試合はそのまま終了し、パワハラ問題でシーズン中に監督の交代など混乱した湘南が、クラブ初のプレーオフを制して残留した。浮島監督は試合後「クラブにとって苦しいシーズンだった。首の皮一枚、ギリギリの戦いを選手がよくやってくれた。相手が引いてきたので、シフトチェンジした。リーグ戦最後で2試合追い付かれたが、よく思い出して(改善して)くれた。逆境の中で力を乗り越えるのが湘南のDNAだと思う」(フラッシュインタビューから)と涙をこぼした。
また徳島のロドリゲス監督は「いいシーズンだった。こういう制度(ルール)だとJリーグに上がるのは難しい。私たちにとって残酷な結果」と悔しさをにじませた。