柏 クリスティアーの2点で3対0 9年ぶりの優勝で1年でJ1復帰 「来季も引き続きネルシーニョ監督に(指揮を)お願いする」布部GM明言
16日=町田市陸上競技場(6872人) J2第41節が行われ、勝ち点78の柏は優勝と昇格をかけアウェーに、町田はJ2残留をホーム最終戦で決める試合と、ともにシーズンの最終目標をかけた戦いとなった。前半2分、開始直後に柏のMF瀬川祐輔が昇格への強い思いを見せるようにエリア前でこぼれ球にいち早く反応するミドルシュートで先制する。続く5分にもクリスティアーノがヘディングで追加点を奪い、試合の主導権を柏が握った。ゴールを奪いたい町田だったが、柏の勢いの前にフィニッシュに持ち込めず前半シュート1本で終わってしまった。後半も柏は安定した守備でピンチを防ぎ、14分には、クリスティアーノが今度は自らのヘディングを右足で決めて3対0と、今季16点目で試合を決定付けた。柏の優勝は10年以来9年ぶり2回目、06年、10年同様に、J2に降格した1年目で復帰を果たした。シーズン序盤は苦しいスタートだったが、中盤破竹の11連勝を果たすなど上昇気流に乗った。試合後、柏の布部GMは「(今回の昇格で)J1で、タイトルを取れるチームに定着しなければならないし、ネルシーニョ監督も今のままではJ1で勝てない、と常に厳しく選手に言っていた。(来季も監督を)引き続きお願いすることになる」と、ネルシーニョ監督の続投を明言した。