スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2019年11月 1日 (金)

東京五輪札幌マラソン・競歩のコースは12月のIOC理事会で決定へ 調整委員会

11月1日=東京・有明 東京五輪組織委員会とIOC(国際オリンピック委員会)による調整委員会が行われ、10月31日の事務レベル協議で合意に達した札幌へのマラソン、競歩移転について話し合いが行われた。森喜朗・組織委員会会長は1日午前の四者会議後、札幌・秋元市長、北海道・鈴木知事への連絡をすでにコーツ・調整委員長と入れたとし、両者から「光栄、準備を進めたい」との返答があったと明かした。コーツ氏は、マラソン、競歩ともメダルセレモニーは、新国立競技場で行われるセレモニーで実施するプランがあると説明。今後、札幌市・北海道の組織委員会を設立し、12月のIOC理事会でスタート・ゴール地点の承認を得られるように改めてコースの提案をする。暑さによる健康問題が起きると考えられるが会場の変更はしないトライアスロン、馬術は開始時間を早め、トライアスロンは各種目とも1時間前倒し、馬術は7時半から8時の開始とする。バッハ会長が謝意とともに小池都知事に提案したという「オリンピックセレブレーションマラソン」(仮題)は、トップ選手を招聘する案があるものの具体的な計画はまだされていない。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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