冨安は左もも裏負傷で病院へ離脱が濃厚 「熟れたりんごが木から落ちるように失点した」モンゴル・ワイス監督 「色々な選択肢を選手が賢く考えた6点」森保監督
試合終了間際、DF冨安健洋が左もも裏を痛め病院に向かった。今後について森保監督は「おそらく次の試合には出られないと思うので、新たな選手に来てもらえるか確認する。すぐ治るようなけがではないだろうから、今冨安が一番痛い思いをしているはずだ」と慮った。
「熟れたりんごが木から落ちるように・・・」=モンゴルワイス監督 日本代表におめでとうと申し上げます。日本代表は最後までアキラメナイ(日本語で)最後まで点を取ろうとする素晴らしいチームだった。私たちがこの試合から学ぶものはあったのでそれを生かして次のキルギス戦に準備したい。満員のスタジアムはとてもイイキモチです(日本語で)ただ選手には(興奮より)しっかりプレーしようと伝え最初の20分はそれができた。しかし1点取られて熟れたりんごが木から落ちるように失点を重ねてしまった。(モンゴルのサッカー事情を質問され)シューズを購入することは可能だがもちろん日本のような環境とは違う。小さな国で、コミュニティといってもいいほどの規模で、選手を30人くらいしか選べないが、それでもこの2年半、色々経験を積ませてここまで来た。(日本と比べても)ポルシェとトヨタの小型車が競っても勝てないのと同じ状況だ。しかしきょうの試合の教訓を必ず活かしたい。
「色々な選択肢を選手が考えた攻撃」=森保監督 二次予選のホーム初戦で勝利をし、応援してくださった方々に勝利をお届けすることができてよかった。試合前から話していたことですが、相手を打ち合わせ上回っていくのを攻守で集中力を欠かさずハードワークして戦いぬいたのが結果につながった。経験値を積み上げて成長していく、それを続けていく。ただし喜びはここで終わりにしたい。(9月から3連戦、後半が落ちてしまうのは?)攻撃のテンション、インテンシティが多少落ちる印象を持たれるのは、ゲームをコントロールしている部分もあるし、連携で(後半交代した後は)少し(様子を見るため)あけている部分もある。モンゴルは我々に対して分析し硬い守備をしており、中央を固められていた。試合の流れ、状況次第で攻撃を仕掛けて選手たちには、試合前におそらく中を固めてくるだろう、と、リトリートしたところを崩すために賢くやっていこうと話した。まずは自分たちが保持している中でビルドアップで数的優位をつくり、中央からの縦パスは少なかったが、中を狙うことで相手はより中を締めてきたと思うし、そこで外へ揺さぶりをかけて突破する。セットプレーでも選手たちがどうやったらいい攻撃を仕掛けられるか、色々な選択肢を持ってやってくれた結果だと思う。38本のシュートは・・・失点を重ねてもモンゴルは粘り強く守備をしていたし、戦っていくのを徹底したので止められた部分はある。