スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2019年10月10日 (木)

サッカーW杯アジア2次予選 モンゴルに32本(公式に訂正)のシュートで6-0 南野、今代表最多8得点 長友は10年ぶりゴール

10日=埼玉スタジアム サッカーW杯2022年カタール大会アジア二次予選で、日本はFIFAランキング183位のモンゴルに前半4-0とし、後半も2点を追加して6-0と完封勝利で勝ち点3を獲得、9月のミャンマー戦に続いて勝ち点を6に伸ばした。22分、南野拓実が3試合連続となるゴールをヘディングで決めて先制すると、29分にはCKから吉田麻也が混戦から頭で押し込んで2点目を獲得。圧倒的なポゼッションの日本は33分、右サイドで南野と伊東純也のワン・ツーで伊東が抜け出し、ゴール前に走り込んでいたのは長友が詰めて3点目を奪った。長友は2009年10月8日の香港戦以来10年ぶりの代表ゴールと弾となった。40分には、欠場の大迫勇也のポジション、ワントップを務める永井謙介が伊東からのダイレクトのクロスにヘッドで合わせて4点目を奪った。南野は森保一監督で最多の8得点、伊東は前半で3得点に絡む動きを見せた。後半11分にはCKから遠藤航がシュート、これが酒井宏樹の顔面にあたってゴールとなった(ゴールは遠藤)。37分には、遠藤のミドルシュートをGKが弾くとそこに鎌田大地が代表初ゴールとなるヘディングで決めて6-0とした。日本は4年前、ロシアW杯2次予選ではシンガポールとのホーム初戦で0-0と、154位の相手にスコアレスドローでスタート。苦い教訓を払拭するかのように38本(公式記録32本のため訂正)のシュートを放ってのホーム勝利となった。日本代表は11日、アウェーでのタジキスタン戦に出発する。

 

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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