西野監督 カタールW杯2次予選初戦でタイ代表初指揮 ライバルベトナムに前半0-0で折り返す Jリーグ3選手先発
5日=22年ワールドカップカタール大会第2次予選(タイバンコク・タンマサートスタジアム)19時キックオフ=日本時間21時 7月にタイ代表監督に就任した西野朗(64)監督が初指揮を執り、初戦から早くもベトナムとの大一番に臨んだ。チケットが完売するほど熱い地元の声援を受け、タイは前半開始早々、ベトナムのカウンターからシュートを浴びるもこれがポストをかすめて外れる。ピッチが試合前のスコールで荒れた面もあり、ミスが多かったが、その後は、落ち着きを取り戻し、ベトナムのファールを誘いながらCK、FKを獲得。徐々にペースを取り戻した。19分には、ベトナムDFを振り切ってヘディングで1対1に。これを決められず、西野監督も思わず空を見上げて悔しそうな表情を見せた。その後も札幌で活躍するチャナティップがゴール前で1対1となる絶好のチャンスに、GKが足で好セーブ、また左サイドからのチャンスと決定的機を決められなかった。JリーグでプレーするFWチャナティップ・ソングラシン(札幌)、DFティーラトン・ブンマタン(横浜M)、MFティティパン・プアンチャン(大分)の3人を中心に流れを掴んで前半を終えた。西野監督は昨年のロシアW杯ベルギー戦以来の試合で、勝負服の水色のシャツでピッチへ。いつものように一度もベンチに座らず戦況を見つめる。