サッカー日本代表合宿「精神の乱れを整える役割を」長友佑都W杯予選に自身の経験値を 5日親善試合10日W杯2次予選スタート
2日=茨城県内 10日、ミャンマーとのアウェー(ヤンゴン)で始まる「2022年カタールW杯」2次予選に向けて、日本代表が合宿初日を迎え、この日集まった13選手でコンディショニングを重視したトレーニングを約1時間行った。森保一監督(51)は、5日鹿島で行われる親善試合(パラグアイ戦)を「ミャンマー戦にむけて、修正能力を出して行けるようにしたい。自分たちの理想はあるが、修正する力が大事。柔軟に、臨機応変に、我慢強く戦えるようにしたい」と、前回のロシア大会2次予選では、初戦となったシンガポールにアウェーでスコアレスドローに持ち込まれるなど、アジア相手ゆえの苦戦に対して、現実的なスタンスを示した。海外組もまだ合流していないため初日は13人で、今大会で予選は4度目の経験となる長友佑都(32=ガラタサライ)も、予選ファーストラウンドの難しさを強調。前回を引き合いに出し「みなナーバスになって焦ってバタバタになる。そうなるといいパスもできず、いい形でルックアップもできなくなってしまう。そういう精神の乱れを整える役割を果たしたい」と落ち着いた様子を見せた。これまで代表で厳しい試合を共に経験してきた長谷部誠、本田圭佑、またインテルのハビエル・サネッティ(現副会長)らの名前をあげ、「ドシっとした選手がいると、チームは勝手に整うんですよ。あの選手を見ていたら冷静でなきゃいけないなと思われる存在でいたいしいなきゃいけない。これだけ経験していてまだバタバタしていたら、代表からオサラバですよ、長友は」と、笑顔を見せながらも、自らにプレッシャーをかけチームに緊張感を与えていた。