MGC 東京五輪男子マラソン代表に中村匠吾(富士通)服部勇馬(トヨタ自動車) 大迫傑は3位で内定はせず
15日=東京・神宮外苑発着42・195㌔ マラソンで初となる選考1本化レースとなった「MGC」(マラソングランドチャンピオンシップ)が行われ、男子は中村匠吾(富士通)が2時間11分28秒で優勝、2位には41キロ過ぎに2位に浮上した服部勇馬(トヨタ自動車)交わしたが2時間11分36秒で2人となり2人が五輪代表に内定した。大迫は3位。8時50分のスタート時点で26・5度、湿度63%と厳しい気象条件でのレースが予想されるなか、スタート直後から前日本記録保持者・設楽悠太が日本記録を上回るハイペースで早くも独走に入る。これに対して大迫傑ら有力選手は後方1分以上を離れた集団で追う格好となった。しかし設楽は中間点を過ぎた頃からペースが落ちる。反対に第二集団が8人で追いかけ36㌔過ぎに設楽を吸収、ここから中村、大迫、服部のデッドヒートが展開され、2度のスパートをかけた中村が最後は2人を突き放した。代表枠1つは「MGCファイナルチャレンジ」として残り、日本記録2時間5分50秒を切った選手の最上位で対象レースは12月福岡、3月の東京とびわ湖が対象レースとなり、いない場合は、大迫が選出される。