スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2019年6月26日 (水)

女子W杯ラウンド16日本はオランダと1-1で後半へ 先制されるも43分長谷川のゴールで同点に

日本は前半、オランダのCKにゴール前で長身の攻撃陣のマークに集中してしまい、マルテンスをノーマークに。マルテンスが右足アウトで菅澤の股を抜く鮮やかなシュートにゴールを割られ先制を許してしまう。前半序盤には右サイドで中島が接触で右の目の下を激しく打撲し、市瀬も右肩を痛めるなど、フィジカルで勝るオランダとの厳しい戦いとなった。
オランダの勢いに押された前半、オランダの応援席からは「蛍の光」も流れる。日本は菅澤のシュート1本のみでゴールに迫れなかったが、43分、左サイドで粘り、杉田が中央の菅澤へ、菅澤は岩渕とショートパスをつなぎ、岩渕が持った瞬間、長谷川がオフサイドラインを見てからラストパスに動き、ゴール前に飛び出し落ち着いてシュート。日本はわずか2本(オランダ4本)のシュートで1-1の同点として後半へと入った。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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