コパ・アメリカ 日本代表1時間半の公式練習 今大会出場の功労者急逝にウルグアイ戦は喪章で「日本サッカー協会に大きな穴が開いてしまった」小倉純二・元会長談
19日ブラジル(ポルトアレグレ)午後6時半=日本時間20日午前6時半
天候晴れ、気温19度 コパ・アメリカ(南米選手権)1次リーグ2戦目ウルグアイ戦を前に、日本代表が冒頭15分のみ公開する練習を行った。雨によるピッチコンディションの悪化で、ウルグアイ戦のスタジアム「アレーナドグレミオ」が使えず、市内のクラブを使った。練習後には森保監督が試合後囲み取材に対応し、チリ戦で負傷した前田大然はこの日別メニューでウルグアイ戦の先発は回避するとした。同じくチリ戦で負傷した原大綺は全体練習に合流している。約1時間30分のトレーニングで中2日と短い準備で臨むウルグアイ戦に、映像を駆使するという。
18日、長年にわたって日本サッカー協会を南米・アルゼンチンから強くサポートした北山朝徳氏が72歳で、ブエノスアイレスの病院で逝去。1999年、パラグアイでの南米選手権に初の招待国として出場したのは、北山氏が南米サッカー連盟との太いパイプを築いたお陰だった。また、日本が国際舞台で評価される起点ともなった2002年日韓W杯招致活動中、南米各国がこぞって最後まで日本を支持してくれたのも、北山氏の功績。故人を偲び、ウルグアイ戦では若い代表選手たちに重要な歴史を伝えた上で喪章を巻くことになった。