スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2018年12月10日 (月)

日本体操協会、塚原夫妻の宮川へのパワハラはないと第三者委員会判定 職務停止処分解除

10日=岸記念体育館(東京渋谷区)リオデジャネイロ五輪代表の宮川紗江(19)の記者会見(8月29日)での発言から始まった、塚原光男副会長・千恵子強化本部長(常務理事)の「パワハラ問題」について、第三者委員会の報告書が提出され(12月6日)、9月10日から10月25日まで25名にヒアリングを行った結果を日本体操協会が臨時理事会を開いて審議した。報告書には、宮川が会見で口にした「(速見コーチと自分の)引き離し行為」は「認められない」と判定され、また宮川との面談において「(2人との面談に)五輪に出られなくなると言われた。家族もコーチも否定され、おかしくなってしまいそうだった」と話したパワハラも「配慮を欠いた点はあったが、「悪質度の高い否定的な評価に値する行為であるとまでは客観的には評価できない」(抜粋された報告書)と判定された。これに伴い塚原夫妻の職務停止処分は解除され、現職に復帰する。今後特別調査委員会を12月に設置し、今回の問題を再度検証するという。合せて7つの提言を把握するための提言事項委員会が立ちあげるとした。

 

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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