スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2017年8月 6日 (日)

ロンドン世界陸上 ボルト懸命のフィニッシュ、3位で最後の100㍍を締める

ロンドン5日=五輪スタジアム 世界陸上男子100㍍は、米国のジャスティン・ガトリン(35)が9秒92で制し、このレースで引退するウサイン・ボルト(ジャマイカ)は9秒95で3位、2位は米国のコールマン(9秒94)だった。決勝は上位4人が9秒台のレースで、ボルトはスタートから大きく遅れゴール直前でコールマンに並んだ。最後は思いきり胸を突きだすフィニッシュで3位を掴んだ。北京五輪の金メダル以降、五輪、世界選手権決勝でも常に余裕の異次元のゴールで「最後まで力を抜かずに走ったら・・・」と言われてきたが、初めて必死にゴールを切った姿を目撃した観客からは感動的な「ボルトコール」と拍手が鳴り止まなかった。優勝したガトリンとは「ライバルだが友人だ」(ボルト)と以前から明かしており、真っ先に祝福した。レース後20分間以上、スタンディングオベーションのスタジアム内をウイニングラン。五輪3冠と現役最後の100㍍(400㍍リレーが残る)の舞台となったロンドンへの感謝を込めてユニオンジャック(イギリス国旗)とジャマイカ国旗を肩から巻き、3度、代名詞となった「ライトニング・ポーズ」をしてスタジアムを去った。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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