スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2017年8月 7日 (月)

世界陸上女子マラソン 女子3人も入賞できず清田16位が最高 

女子マラソンが男子に続いて行われ(14時スタート)日本勢は入賞を逃した。優勝は40㌔過ぎてから37歳のキプラガト(ケニア)を抜き返したケニア出身のチェリモ(28=バーレーン)、2位はキプラガトで3位には米国のクレッグが入った。35㌔まで集団にはついた清田真央は16位(2時間30分36)、難しいとされる2度目のマラソンに挑んだ安藤友香(ともにスズキ浜松AC)は17位(2時間31分31)、ロンドン五輪では79位に終わった重友梨佐(天満屋)は2時間36分3秒で27位だった。清田は、「集団に付いたといっても余裕はなく35㌔から一気に上がったペースには反応すらできなかった。悔しいです」と憔悴しきった様子でレース後話し、安藤は「(世界の)ペースの上げ下げには経験不足もあってついて行けなかった。自分らしい走りができなくて悔しい」と、ともに夏場の練習で結果を出せずに肩を落とした。重友も、日本にはない周回コースの難しさについて「外国勢はそこを使って駆け引きする。全て足りなかった」と、メダリスト3人が今季ベストのスピードで勝負に挑む実力差を痛感していた。男女とも入賞者を出せなかったマラソンは19年のドーハ世界陸上、20年東京へ暑さを含めてどう戦略を立てるか重い課題を背負った。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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