スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2017年4月20日 (木)

ロンドン世界陸上競歩代表にリオ銅メダルの荒井ら7人が選出 50㌔存続の危機に「結果を出して認知度を高めたい」

20日=都内ホテル 今夏のロンドン世界陸上競歩の男女代表7人が発表された。競歩は15年北京世界陸上では谷井孝行(自衛隊)、16年リオデジャネイロ五輪では荒井広宙(あらい・ひろおき、自衛隊体育学校)と、連続で50㌔の銅メダルを獲得し、陸上では「ゴールド・ターゲット」に位置するエース種目。男子20㌔は高橋英輝(えいき、富士通)、松永大介(富士通、リオ五輪20㌔7位)、藤澤勇(ALSOK)、50㌔は小林快(こばやし・かい、ビックカメラ)、荒井、丸尾知司(まるお・さとし、愛知製鋼)の6人、女子は20㌔で岡田久美子(ビックカメラ)が選ばれた。今村文男・競歩強化委員長は「メダルを狙う位置にいる種目として当然狙っていかなくてはならない」とメダル獲得を目標に掲げた。荒井は「ここがスタートライン。個人的に頑張るだけではなく、競歩で一人でも多くメダルを獲得できるよう、また陸上全体で活躍できるように頑張っていきたい」と、今代表最年長のリーダーシップも示した。国際陸連は、薬物問題や関心の低さを理由に1932年のロス五輪から実施されてきた50㌔競歩を廃止する案を検討。存続を求める世界的な署名が集まるなど、20年東京五輪での実施は決まった。荒井は「一番長い距離で過酷さをアピールするのもどうかと思うが・・・結果を出してもっと魅力を伝えたいと思う」と話し、小林は「3時間40分をかけて駆け引きする競技」とアピール。マラソンの東京五輪の選考法は早々決定したが、今村氏は「東京の暑さへの対応を重視した選考にしたい」と暑熱対策へ慎重な姿勢を見せ、選考方法を詰めていく方針を示した。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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