スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2017年4月 9日 (日)

なでしこジャパン 初の国内親善試合(熊本チャリティーマッチ)で若手が躍動コスタリカに3対0で勝利

9日=熊本県総合運動公園陸上競技場(8824人) サッカー女子日本代表、新生「なでしこジャパン」が、熊本地震復興支援マッチ「がんばるばい熊本」コスタリカ戦に臨んだ。高倉麻子監督指揮下で初の国内親善試合に、監督は20年東京五輪を見据えて19歳のDF・市瀬菜々(仙台)、20歳の長谷川唯(日テレ)らアンダーカテゴリーでの代表経験を持つ「昇格」組を先発に起用。先発の平均年齢は23歳と、昨年リオ五輪の出場権を逃がした当時から4歳以上も若返った布陣となった。前半23分、右サイドの高木ひかり(ノジマステラ)がカットインしながら横山久美(AC長野)へパスを送り、横山は相手DFを振り切り左足で強烈なミドルシュート、先制点をものにした。1-0のまま入った後半、この日が21歳の誕生日となった籾木結花(日テレ)、またなでしこリーグ2部の愛媛FCから大抜擢された熊本出身の上野真実らフレッシュな選手たちをさらに投入する。長谷川が起点となって、代わった上野が期待に応え左サイドからゴール前に正確なクロスを入れ、田中美南(日テレ)が飛び込んで左足で2点目。37分には、長谷川からの低い弾道のパスに籾木が左足で合わせて3-0と試合を決めた。8試合目にして初の国内戦で、20年を目指すなでしこのアウトラインを監督が示した試合となった。

高倉監督 立ち上がりから沢山の方に応援して頂き、選手に緊張があった。後半は少し緊張が取れていい連動の中でゴールができた。思ったように攻撃も守備も形にあらないなと思い、調整したかったがなかなか(ピッチに)伝わらなかった。結果的には勝てたことを成果としたい。勝利、というところでは(熊本に)元気を見せることができたかもしれないが、内容的にはまだまだ、もっと力強い試合をしたかった。攻守ともにまだまだやらなくてはいけないし、皆で向上したい。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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