「サッカーW杯アジア三次予選 日本は北朝鮮、ウズベキスタン、シリアと」
サッカーの2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の大陸別予選組み合わせ抽選会が30日夜(日本時間31日朝)、ブラジルのリオデジャネイロで行われ、南ア大会ベスト16に入り、5大会連続5回目のW杯出場を目指す日本は、9月2日からのアジア3次予選で、ウズベキスタン、シリア、北朝鮮と同じC組に入った。
北朝鮮、ウズベキスタンは過去最終予選で対戦し、日本がW杯出場を決めた国という因縁の対戦となった。
アジア出場枠は「4・5」(最大5チーム)で、20チームが4チームずつ5組に分かれ、ホームアンドアウェーでリーグ戦を行い、各組上位2チームの計10チームが最終予選に。来年6月に始まる最終予選では10チームが5チームずつ2組に分かれ、H&A方式の総当りリーグ戦を行い、各組上位2チーム、計4チームがW杯出場権を獲得する。また各組3位同士は13年9月にプレーオフを実施。その勝者が南米との大陸間プレーオフで出場権を争うことになる。
抽選を行ったのは、ジーコ・元日本代表監督。2週間前にはウイルス性の胃腸炎などで緊急入院したがこの日は、スーツ姿で元気な様子で、ポットから取り出したボールに「JAPAN」と入った紙を広げてグループCに入れた。
A組は、中国、ヨルダン、イラク、シンガポール、B組は韓国、クウェート、UAE、レバノン、C組は日本、D組はオーストラリア、サウジアラビア、オマーン、タイ、E組はイラン、カタール、バーレーン、インドネシア
北朝鮮は、06年、ジーコ監督指揮下のドイツW杯最終予選で日本と同組に入ったが、判定めぐるトラブルからホーム開催権をFIFAから剥奪され、日本戦は中立国のタイ・バンコクで実施。日本は無観客試合の中で、W杯3大会連続出場権を獲得するという異例の決定戦となった。
またウズベキスタンは、岡田監督指揮下の南アW杯最終予選でタシケントで対戦。長谷部誠が退場、岡田監督が生涯初の退席になる波乱の中、岡崎慎司の決勝ゴールで4大会連続W杯出場を決めた。ザック監督率いる日本が優勝した1月のアジア杯では、4位と健闘しており過去日本の5勝2分け。シリアともアジア杯1次リーグで対戦し、2-1で競り勝った。国際サッカー連盟(FIFA)最新ランキングは日本が16位、ウズベキスタンが83位、シリアが104位、北朝鮮が115位となっている。