スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2011年7月19日 (火)

「なでしこ全員 凱旋喜びのコメント」

■GK・山郷のぞみ(浦和レッズレディース) たくさんあったが、私が代表になる前から活躍されていた先輩が築いてくれた結果が、私たちをこの舞台に連れてきてくれた。北京五輪で世界にあと一歩と戦ってくれたことで、(自身が)もう一度目標を与えてくれた。そういう仲間に感謝したい。

■MF・宮間あや(岡山湯郷) 背番号8番の宮間です(笑)。この大会を優勝で終れて、誇らしく、うれしく思いますが、選手は皆違った思いがあったと思います。6試合ピッチに全てを置いてきたものが、優勝になったと思っています。それぞれ思いは違うけれど、女子サッカー発展のために力を尽くしたい。

■DF・近賀ゆかり(INAC神戸) 背番号2番の近賀です。金メダルという一番いいメダルを取れたことが本当にうれしい。試合に出ている選手、出ていない選手、全員の力で取れたメダルでした。

■DF・岩清水梓(日テレベレーザ) このような最高の結果で追われたこと、このようなすばらしい仲間と一緒に戦えたこと、本当にうれしいです。東北出身者として、最高の結果を届けようと思っていた。少しでも届いていたらうれしい。

■DF・熊谷沙希(浦和からフランクフルトへ移籍が決まっている) 全力で戦えたのはみんなの力です。優勝はしましたが、ここからがスタートです。ロンドン五輪の予選もあるのでしっかり準備していきたい。

■DF・矢野喬子(浦和レッズレディース) チームがひとつになった結果、金メダルを持って帰れました。これで終るのではなく、沢選手も言ったように、次もメダルを持って帰ります。

■MF・阪口夢穂(アルビレックス新潟) 1試合、1試合が苦しかったが、今振り返ると夢のような時間で幸せだった。皆さんのお陰です。

■FW・安藤梢(デュイスブルグ) 99年のW杯に初めて出場したときは、日本が優勝できるなんて考えもしなかった。こうして優勝できたのも、今までの先輩たちや、女子サッカーにかかわってきた方々全てのお陰です。
私が一番好きなシーンは、ドイツ戦の後に、山郷さんが大喜びして、ジャンプをしながら則さんハイタッチをするシーンで、ベンチも涙を流しているシーンが凄く好きで、試合に出られない選手たちもベンチから声を出してくれてひとつになって戦えたのが勝因です。

■FW・川澄奈穂美(INAC神戸) このチームは試合ごとに団結力が強くなったいいチームでした。日本で、世界中で応援してくださった全ての方に感謝します。

■FW・大野忍(INC神戸) こんなすばらしい大会に優勝できたことをうれしく思います。全ての試合が忘れられない試合ですし、学んだこと、経験を忘れないように戦って行きたい。

■GK・福元美穂(岡山湯郷) なでしこは団結力が凄く強いチームです。先輩方が作ったものです。この結果に満足せずこれからもがんばっていきたい。

■MF・宇津木瑠美(モンペリエ=フランス) 自分には大切な仲間がいるというのがどれだけ大きなものか、サッカーに対する気持ちもどれだけ強いか、それを学んだ。これからはそれを自分の力にかえていきたい。

■DF・上尾野辺めぐみ(アルビレックス新潟) 試合にはなかなか出られなかったが、全ての試合が印象的だった。応援してくれた方々のおかげです。

■DF・鮫島彩(ボストンブレーカーズに移籍) 今回は、準備期間から細かいところをたくさん確認して、予選でも1試合1試合修正して、それが積み重なってこの優勝につながった。ひとつになって勝ち取ったものです。なでしこにたくさんの方々が期待を寄せてくださった。感謝します。

■DF・田中明日菜(INAC神戸) W杯で優勝できてうれしかった。試合にはかかわれなかったが、このチームの一員であることを誇りに思っています。学ぶことが多かったので、チームに戻ってもがんばります。

■FW・永里優季(ポツダム) 自分なりにこの大会に挑んだプロセスで学ぶことは大きかった。応援や批判もありましたが、自分なりのチャレンジができたことが財産になった。今後にこの経験を活かしたい。

■FW・丸山桂里奈(ジェフユナイテッド千葉) 凄い夢みたいなんですけれど・・・とてもうれしかったです。応援ありがとうございました。

■FW・高瀬愛実(INC神戸) なかなか試合に出られず悔しい思いもあったが、ピッチに立っている選手が、どの立場からも仲間を思いやった結果、優勝で終ったんだと思いました。この素晴らしい経験を活かしてこれからもがんっばっていく。

■FW・岩渕真奈(日テレベレーザ) とてもうれしく思います。生まれる前から、女子サッカーの歴史を築いてくれたと思うんで、この歴史をこれからも作っていけるようにがんばっていきたい。

■GK・海堀あゆみ(INAC神戸) 先輩や応援してくださった方々のお陰なので、この経験を後につなげるようにがんばりたい(試合でつぶれてしまった声で話して、笑いが起きる)

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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