このインタビューについて
この秋、日本サッカー界は大きく舵を切って新たな針路を進み始めた。
日本サッカー協会(JFA)は、FIFA(国際サッカー連盟)理事として長年国際舞台で日本をリードし続けた小倉純二氏(72)が新会長に就任、2年限定での任期を負った。また、Jリーグも、鬼武健二チェアマンの退任に伴って、鹿島アントラーズ社長時代3連覇を果した、大東和美氏(61)が新チェアマンとなった。アウェーでは初のベスト16で終えた南アW杯から新たな4年間に向かって、日本代表はアルベルト・ザッケローニ監督(57)と歩み出した。
大東チェアマン、小倉会長と続き、最終回は、8月下旬の就任以来、初めてのインタビュー取材が実現したアルベルト・ザッケローニ日本代表監督(57)。日本サッカー界にとって初のイタリア人監督は、どのポジションに偏ることなく、徹底した「バランス」主義を貫いて代表をけん引する。