スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2010年11月29日 (月)

ザッケローニ監督インタビュー

―ザッケローニ監督に10の質問―

(1)―日本は、W杯でベスト16以上に進出できた?

ザッケローニ監督(以下ザック) イエス、しかしNOでもある。PKで勝つという想定をするのは難しい。別のチャンスをものにできていれば、となる。

(2)―では、W杯のイタリアの予選敗退には失望した。

ザック ノー。

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(3)―来日してからの話になります。日本人はウワサ通りよく働く。

ザック イエス。ウワサ以上だ。私が試合に行けなかったとしても、週末のJリーグの詳細がテクニカルスタッフから月曜日に届く。大変な仕事ぶりだ。

(4)―選手の戦術理解度は高い。

ザック 力を込めてイエス。インテリジェンスがある。

(5)―サムライ魂、武士道には興味がある

ザック イエス。とても。もっと深い部分を学びたい。

(6)―東京で食べるイタリア料理はとても美味しい。

ザック イエス。ただし、イタリア料理だけを食べているわけではない。

(7)―イタリア人だから、もちろんオシャレに気を使っている。

ザック
うーん、イエス、と、ノーの間で御願いできないか。

―きょうも、イタリアブランドのジーンズにスニーカーでオシャレですよね。

ザック 自信はないなぁ。ファッションよりもサッカーに気を使っていることは間違いないだろうね。

(8)―私は頑固者だ。

ザック イエス。とっても。(取材陣やスタッフが笑うと)しかし、天使のように素直な人間でもありますよ。

(9)―サッカー関係者以外の、日本の友達ができた。

ザック イエス。

―女性ですか、男性ですか。

ザック ヒミツ。

(10)―では最後に。近い将来イタリアと対戦し、日本代表が勝つ。

ザック イエス。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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