「次期監督候補は3人に絞りこみ」-日本サッカー協会・小倉会長が明かす
南アW杯で指揮を執った日本代表・岡田武史監督の後任について、2日、小倉純二会長は、この日、7月31日に交渉のための渡航から帰国した原博実技術委員長と面会し報告を受けたことを明らかにし、「代表監督候補は3人に絞られている。最後の詰めの段階で、8月中旬までに契約を結びたい」とした。3人は、南米に限定されず、欧州、日本人も「国籍は関係なく」(会長)含まれているという。
1日には、この件を任されている大仁副会長と原委員長が対談し基本的な方針を固めた上で、小倉会長に報告した。先方との交渉の進行によって、近く現場で仮契約を結ぶことも大仁、原氏に任せることになった。今後は、日本の日程と照らし合わせてスケジュールを組むことになる。ユースなど若い世代(アジア大会はU-21)を含む監督になるか、もしくは、総監督として就任した上で、日本人監督がユース、五輪世代を見る可能性、また、当面、監督一人との契約になるのか、コーチ陣もまとめて契約をするのなど調整する。
すでに予算を提示した上での契約交渉で、会長も「予算の範囲内でやるように」としており、さらには、日本代表の16強入りに感心を持っている指導者3人が最終選考に残ったとされる。中には、各国からのオファーを受けた有名監督から、会長も「一人は知らなかった」という無名監督まで絞りこみの3人には入っているようだ。
新監督が決定した後、9月4日、7日に新生日本代表の親善試合が予定されている。