岡崎慎司インタビュー(1)「GOOOOOOOAL!!~FWという生き方~」
FW岡崎慎司は進化する
―FWの喜びは?
岡崎 もちろんゴール。
―ピッチでいやなこと
岡崎 ないです。削られるのも、つかまれるのも、ゴールできなくて非難されることも、ケガも、全部サッカー。
―ではうれしいこと
岡崎 ゴールを決め、みんなが自分に向かって駆け寄ってくる瞬間。自分が喜んでピッチを走り回ると、みんなが駆け寄ってこられないんで、集まってもらえるのにちょうどいい、かなり中途半端な場所でポーズする。ああ見えて、綿密に考えて喜んでます。
―FWとしてのスタイル、或いは武器。聞くまでないでしょうか
岡崎 ゴロでも飛び込むダイビングヘッド。体を張る。
―FW岡崎慎司は
岡崎 進化するFW
―こだわり
岡崎 ないことが、自分をここまでにしてくれたと思う。
―ご自分の性格は?
岡崎 大雑把で面倒くさがり。嫁さんに申し訳ないんすけど、子供の面倒は見てもオムツ替えたり、家事も全然ダメ。
―生まれ変わったら?
岡崎 またFWをやります。もしもうひとつできるならゴールキーパー。ファインセーブでダイビングヘッドをビシッと止めてみせますよ。
―憧れのFWはやはり・・
岡崎 ゴンさん(中山雅史、札幌)。どうしてあんなところに飛び込めるんだろう、という場所に行く勇気。42歳で、まだまだ上手くなれる、といえる向上心。フォワードってだけじゃなく、人としての気持ちに憧れる。
―彼が98年フランスW杯ジャマイカ戦で、骨折しながら走り続けた伝説は?
岡崎 報道で知りました。信じられない。
―FWという仕事は?
岡崎 批判されるし、非難されるし、野次も浴びるけれど、苦しんで苦しんで最後にゴール一本でそれを静まらせる快感を味わえる、M的仕事。そこが自分に合っている。
―なるほど。では、げん担ぎは?
岡崎 試合前に家を出るときには必ず、嫁さんと子どもと3人で円陣を組む。みんなで「頑張りましょう!」と大きな声を掛け合う。
―モットーはやはり・・・
岡崎 一生、ダイビングヘッド。