スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2010年3月19日 (金)

前田遼一インタビュー(1)「GOOOOOOOAL!!~FWという生き方~」

W杯出場の可能性5%、でも諦めない

―FWの喜びは?

前田 もちろんゴール。ゴールと同じように、ゴールに絡む仕事も。

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―FW前田遼一を分析すると。

前田 器用貧乏

―ご自分の最強の武器は何と。

前田 特に・・・ありません。

―FWとしてのこだわりはありますか。

前田 こだわりは一切ないんです。こだわらないことがこだわりでしょうか。

―FWとしてのスタイル

前田 何だか、中途半端

―では、ご自分の性格は?

前田 日ごろ冷静ですが、スイッチが入るとガラリ変わって熱くなってしまう、かなりの二重人格者。試合中、カッとなって吐いた乱暴な言葉を、試合後のロッカーで、さっきはごめんね、すみませんと謝る。そういう自分が正直、面倒になる。

―嫌いなこと

前田 ヨーイドン!の競争。

―なぜですか?

前田 足がとても遅いので。ディフェンスの裏を抜けて走るのも嫌いです。

―逆に好きなことは。

前田 足元にビシッと収まるパス。

―もし生まれ変わってサッカーをやれるとしたら、やりたいポジションはありますか。

前田 ボランチ

―足元にビシッと収まるパスを、出すほうですね。

前田 はい、ビシッと。

―モットーはありますか?

前田 コツコツ

―FWとしての宝物は何でしょう。

前田 性格。コツコツと、地味でも長く続けることは嫌いではありません。

―W杯を目指しますか。

前田 もちろんです。ただし、確率は5%。


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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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